ブラックアウトを経験した独女が考える防災対策と備蓄

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災害が多い日本にお住まいの皆さんは色々防災されていると思います。

 私は、2018年9月6日の胆振東部地震で一時、道内で最大295万世帯が停電した北海道全域で起こったブラックアウトを経験しました。それまで防災について真剣に考えていませんでした。停電生活3日間を経験し準備の大切さを実感しました。今は防災対策が軽い趣味となっています。そこから得た経験と現在おこなっている対策について5つに分けてお伝えしたいと思います。

  1. 情報をえる方法をスマホ以外で準備する
  2. お店にはすぐに行く、または備蓄をしておく
  3. 自転車など車以外の移動方法の手段を考えておく
  4. 年齢や疾患に応じた住環境を考える
  5. 時期に応じた災害対策を考える

情報を得る方法をスマホ以外で準備をする

ブラックアウト翌日の昼間外で手回しラジオを回していた女性の姿が忘れられません。停電をすると、もちろんTVもつかない。スマホの電池もなくなることが不安で無駄には使えなくなります。

私は、スマホやアレクサで音楽をワイヤレスで聴くようになってめっきり使用することがなくなったSONYのWALKMANでラジオがきけるのを思い出しました。

スマホと違い電池持ちが良いので安心してイヤホンを使って聴いたり、イヤホンジャックにつけるスピーカーを持っていたのでそれを装着して聞いていました。

今までラジオを聴く生活はしていませんでしたが、人の声が聞こえることで安心しました。給水できる場所や電気復旧の目処など地元情報を伝えてくれていました。

災害時はいかに省電力で過ごすか、普段電気を使う生活になれてしまっているため事前に準備やイメトレをして対策しておくことの重要性を実感しました。

普段から電池の準備の重要性を実感。最近ではマンション暮らしですが少し陽が当たるのでベランダに太陽光パネルを置き、ポータブル電源も購入し日々蓄電をしています。費用はかかりますが安心感が違います。

お店にはすぐに行く、または備蓄(現金も)をしておく

一番大変だったことは実際買い物です。以下のようなことが起こりました。

  • お店から物が買えない(空っぽになっていた)
  • 停電で断水する建物もある
  • ポータブルガスコンロのを買うのに電気屋のはしご
  • レジに1時間待ち
  • 冷凍食品は一瞬でなくなってた
  • 電子マネーは使えない

翌日買い物に朝9時にイオンに行った時には行列ができ冷凍食品は空、食品もほぼなくなっていました。停電で冷凍庫のものが溶けてしまうのでそれを調理して使っていました。思っていた以上にお店から物が消えます。大きな地震がきたら安全であればすぐにお店に必要な物を買い出しにいくか、普段からあせって買い物にいかなくてよいよう備蓄やローリングストックをすることが大切です。

また、ATMが止まると現金もおろせなくなるので現金も持っておくほうが安心です。

自転車など車以外の移動方法の手段を考えておく

停電で信号もついておらず国道には警察官が誘導してくれている場所もありました。

信号がないので車も中々停車しないため大きな道路を渡るのが大変でした。

私は車はもっていませんが、ガソリンスタンドも行列ができ大変なことになっていました。地下鉄の復旧は早かったと思いますが通勤もいつもりより大変だったと思います。

普段から自転車通勤をしていたので移動には困りませんでした。

サバイバルファミリーという映画にも出てきますが、自転車の価値は災害時には高くなります。場所がない方でも折りたたみ自転車を検討してみると良いかもしれません。

年齢や疾患に応じた住環境を考える

年をとると階段昇降が難しくなります。膝や腰に疾患を持つ方が多いからです。または循環器疾患で運動負荷がかけられない、そもそも体力がない方も多いです。

今は平家が人気な理由もその影響かもしれません。マンションでも一階は子育て世代か高齢者の方々が選ぶことが多いと思います。

実際タワーマンションのエレベーターが停電し病院に通院できなくなってしまった方、数時間かけてやっと降りたのは良いが戻ることはできないため入院される方もいました。非常電源はあると思いますが長期になるといつまで持つかかわりません。いつまでも自分の健康や体力、認知力は過信せずはやめに住環境について考えておく必要があると感じました。

時期に応じた災害対策を考える

災害はいつくるかわからないです。今回は幸いだったことは時期が秋で暑くもなく寒くもない、北海道ではエアコンが自宅にある方の方がいまでも少ないです。逆に暖房器具がない人はいません。本当に冬じゃなくてよかった。仮に冬に災害が起これば冬の対策も考えなければいけません。私はカイロや電気毛布、家用テントなど低電力で最低限温まることができる商品を集めています。

カセットガスが使用できる暖房器具や灯油を使用する場合、一酸化炭素中毒も怖いのでいろいろ対策(換気など)を考えないといけないですよね。

考え過ぎて断捨離しようと思っていた毛布なども捨てられずにいます。

災害対策で備蓄と物価高とシンプルな暮らしへの憧れともう両立がむずかしいことばかりです。

最終的には一番重要だと思った災害対策のため断捨離しすぎないよう必要なものは無理には捨てないようにしています。災害時は自助が大切だからです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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